40.B 第4課題:検討課題
社長メールに添付された課題は以下の通り.
【課題4-1】(データからの考察)
測定したデータに基づいて以下の問題について考察すること.
★計測データの速度および電位差には,誤差・ばらつきがあったはず.では――
なぜ,誤差にも関わらず通信が成立しつづけるのか?
★速度と電位差のそれぞれについて,通信が成立する理由と,そこに存在する実装上の工夫について,データを眺めるだけでなく,通信回路の設計について調査し,考察して報告せよ.
※ただ「こうじゃないか」だけでは✘.調査が必要.
40.B 第4課題(2)
【課題4-2】(新規思考実験)
これはまったく新しい思考実験の提案である.
★X5101の上限はいまのところ10Mbps程度である.では――
シリアル通信速度を100Gbpsにするにはどうすればいいか?
通信の要素(通信回路/線路etc.)について
何が障壁なのか
それをどうやれば克服できるか
について,可能な限り具体的に定量的に提案せよ.
※X5101規格はどちらでもよい
※ヒント:まず,現状(2023年現在)で超高速シリアル通信はどこまで実現できているのかを調査してみる
※上の課題4-1と関連するかもしれない
40.B 第4課題(3)
【課題40-3】(真・思考実験)
これはさらに広く深い課題である.
★本テーマで,簡単なシリアル通信のしくみが理解できたはず.では――
シリアル通信に関連する新たな課題を見つけ,実験計画を提出せよ.
シリアル通信であればなんでもよい.「こんなことができたらいいな」というドラエモン的発想で構わない.それを実現するにはどういう実験が必要か,具体的に計画立案する.
発想ヒント1.通信の規模を回路系と近接系,広域系に分けて調べてみる
発想ヒント2.頭を柔軟に!
「広げる」← → 「狭める」
「現状を延長する」 ← → 「現状からジャンプする」
「一見無関係なものを無理やりくっつける」
「面白がる」
など,視線を変化させると何かを生み出せるかも.
発想ヒント3.高速シリアル通信規格と上限速度のマップ(RS-232Cは示されていない)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/serialif-1/images/014l.jpg
健闘を祈る.
2023/12/5